目白デンタルクリニック

Web予約
電話予約
友だち追加
アクセス
精密根管治療

症例25 前歯の歯茎が腫れた 10代女性

歯茎が腫れて、口を動かすと前歯のあたりが痛い

前歯の歯茎が腫れている初診時の口腔内写真
今回は、『口を動かすと前歯のあたりが痛い』『歯茎が腫れている』という症状で来院されました。 枠で囲んだ部分が腫れあがっているのが確認できます。 検査の結果、右上の前歯2本の根の先に大きな病変を認めたため、歯根端切除術を行いました。  

検査・診断

前歯の根の先に病変が疑われるパノラマレントゲン画像
右上前歯の根の先に黒い影を認めるデンタルレントゲン画像

レントゲンを確認すると、右上の前歯の根の先に黒い影が見られました。

これは「透過像」と呼ばれるもので、根の先に炎症や膿の袋のような病変があると、周囲の骨が少なくなり黒く写ることがあります。

右上前歯の根の先に骨の欠損を認めるCT画像

さらに詳しく調べるため、CT撮影も行いました。

CTでは、レントゲンだけでは分かりにくい病変の大きさや広がり、骨の状態を立体的に確認できます。

正面から見ても、通常は骨がある部分に大きなくぼみが確認できます。

通常の前歯と右上1・右上2の根尖病変を比較したCT断面画像
さらに詳しく断面図を確認すると、反対側の前歯と比べると根の先が黒く抜けています。 今回はやはり根の先に大きな病変があることが確認できました。 その結果、右上1・2の根の先に大きな病変を認め、歯根端切除術が必要と判断しました。  

歯根端切除術とは

歯根端切除術で根の先の病変を取り除く治療説明イラスト
通常の根管治療だけでは治りにくい根の先の病変に対して行う外科的な治療です。 歯の根の先に炎症や膿の袋のような病変ができると、痛みや腫れが続くことがあります。通常は歯の中から根管治療を行いますが、病変が大きい場合や再治療をしても改善が難しい場合には、歯茎側から根の先に直接アプローチします。 感染している部分や病変を取り除き、根の先端を少し切除したうえで薬剤で封鎖します。抜歯を避け、できるだけ歯を残すために行う治療のひとつです。

治療の流れ

麻酔・切開

処置部位の歯茎に麻酔を行い、痛みがない状態で処置を進めます。 患者様の状態を確認しながら、無理のないように慎重に処置を行います。

病変を取り除く

根の先にできた病変を確認するため、歯茎側から根の先へアプローチします。根の先にできていた炎症や膿の袋のような病変を取り除きます。感染源をできるだけ残さないよう、マイクロスコープ(歯科顕微鏡)を使用して細かく確認しながら処置を行います。      

歯根の先端を切除

病変があった部位の根尖(根の先端)をカットします。 根の先端が細菌感染を起こして、今回の症状を起こしているので、その部分を取り除き、新しく薬剤を詰め直します。

逆根管充填

歯根端切除術で根の先を切除したレントゲン画像
病変を取り除いたら、感染した根の先端を切除します。 切除した部分から根管内の薬剤も取り除きます。 これによって、根管内の細菌感染した部位も取り除き、きれいな状態で再度薬剤を詰めることが可能になります。

マイクロスコープ(歯科用顕微鏡)を用いて、根管内の状態を確認し、細菌感染している部分が取り除けているか、新しい薬剤がしっかり詰まっているか、を確認しながら、進めていきます。

歯根端切除術後に根の先を切除し薬剤を詰め直したレントゲン画像
薬剤を詰め終わったら、レントゲンにて根管内にしっかり薬剤が詰められているか確認します。 レントゲンでの確認後、問題がなければ切開した歯肉を縫合します。

縫合・経過観察

レントゲンにて、根管内にしっかり薬剤が入っていることを確認したら、切開した歯肉を縫合して、処置は終了です。 1週間後に傷口を確認し、問題なければ抜糸を行います。  

治療後の経過

右上1の経過

右上1の歯根端切除術後のCT経過比較。初診時、処置後6ヶ月、処置後1年半の骨の回復を示しています。

右上1では、初診時に根の先の黒い影が大きく認められました。処置後6ヶ月では黒く抜けていた部分が小さくなり始め、処置後1年半ではさらに骨の回復が進んでいることが確認できます。

右上2の経過

右上2の歯根端切除術後のCT経過比較。初診時、処置後6ヶ月、処置後1年半の骨の回復を示しています。

右上2でも、初診時には根の先に透過像を認めました。処置後6ヶ月から徐々に黒い影の縮小が見られ、処置後1年半では根の先の骨が回復してきていることが確認できます。

正面での比較

前歯の根尖病変が処置後1年半で改善したCT正面比較画像

初診時のCTでは、右上1・2の根の先に大きな骨の欠損を認めました。処置後1年6ヶ月では、初診時と比較して骨の回復が進み、くぼんでいた部分が改善していることが確認できます。

歯肉の状態

歯根端切除術後も前歯の歯ぐきのラインが保たれている比較写真

通常、歯肉を切開する外科処置では、術後に歯茎のラインが下がることがあります。 これをリセッション(歯肉退縮)といいます。

リセッションが起こると、歯が長く見えたり、歯と歯の間のすき間が目立ったりすることがあります。

今回のケースでは、初診時と処置後1年半を比較しても、歯茎のラインに大きな変化はありませんでした。

炎症の改善だけでなく、前歯の見た目にも配慮しながら経過を確認しています。

まとめ

歯根端切除術後はすぐに骨が完全に戻るわけではありませんが、時間をかけて少しずつ回復していきます。症状の改善だけでなく、レントゲンやCTで根の先の状態を確認しながら、定期的に経過を追うことが大切です。

費用と通院回数

回数費用
検査・診断14,000〜5,000円程度
歯根端切除112,000円程度(保険適応)
抜糸・消毒1歯根端切除費用に含む
経過観察歯根端切除費用に含む
定期検診3ヶ月に1回程度保険適応

※処置や検査の内容により、金額が前後する場合があります

歯根端切除術を選択するメリット・デメリット

メリット

抜歯を避けられる可能性がある

通常の根管治療で治らない病変に対応できる

被せ物を外さずに治療できる可能性がある

デメリット

外科処置が必要

腫れや痛みが出る場合がある

全ての歯に適応できるわけではない

再発のリスクがゼロではない

こんな症状がある方は一度ご相談ください

  • 根管治療後にも痛みがある
  • 歯茎にできものがある
  • 歯の根の先に膿があると言われた
  • 抜歯が必要と言われたが歯を残したい

目白デンタルクリニックでは、複数名の医師で広い視点から歯のお悩みを解決します!

医院の特徴

1. スウェーデン式の最先端治療
2. ゆったり個室
3. あなただけの衛生士
4. いたくない、ここちいい

アクセス・診療時間

目白駅より徒歩3
土日も診療で通いやすい
目白デンタルクリニック
東京都新宿区下落合3-18-2 嬉野ビル1F
TEL.03-6908-1377

※13:00~14:30は昼休みとなります。
※★土日は昼休みなしの9:00~17:00
※休診日:祝日
時間
10:00 ~ 13:00
14:30 ~ 18:30

関連記事

PAGE TOP