前歯の被せ物を治したい

セラミック治療とは

セラミック治療とは、歯科用セラミックであるジルコニア（Zr）や二ケイ酸リチウム（E.Max)を用いて歯の審美性や機能性を回復させる治療法です。ZrとE.Maxは、共にセラミックのみで金属を使用しません。被せ物の設計を最小限にできる、金属では得られない天然の歯のような透明感を再現しやすくなります。

被せ物の歯肉が下がる５つの原因と対策

1:ブラッシングの力が強い

歯磨きの仕方でも歯肉は変化しやすいです。 歯ブラシの毛先の硬さ、ブラッシングの力が強すぎる、同じ場所を長時間磨いている、電動歯ブラシの不適切な使用によって歯肉は下がります。

2:歯周病

歯周病の初期は、歯肉が腫れますが、しだいに歯の周りの骨を失って歯肉が下がります。  

3:被せ物の周りからむし歯

被せ物と歯の境目に隙間があるとむし歯になり、歯肉が下がります。

4:被せ物の形

被せ物の形と歯肉の形が不適切な場合、食べ物が局所に停滞しやすく歯肉が歯周病により下がります。

５:歯肉の厚みが薄い

歯肉の厚みは、個人差があります。遺伝など様々な要因により歯肉が適切な厚みがない方は、被せ物の選択を慎重に行う必要があります。

症例１

主訴：前歯の黒ずみが気になる

結婚式を予定しており、前歯の黒ずみと過去に入れた保険治療の前歯を綺麗にしたい。

各種検査

カウンセリング

治療ゴールの仮設定（診断用ワックスアップ）

①黒ずみの気になるところについて ②理想的な前歯の形について ③周囲の歯の色味について のヒアリングを行い、「周りの歯と自然に馴染むように被せ物を仕上げてる。」というゴール設定に向けて治療計画のご提案をさせていただきました。

古い被せ物の除去

虫歯の除去・形の修正

仮歯　装着

型取り

被せ物　作成

フレーム設計

色味の作成

形の確認

完成

試着

装着

被せ物　比較

担当　歯科技工士　中村　悠介　

費用と治療回数

セラミック治療

メリット

審美性が高い

清掃性が高い

金属アレルギーの方も使用可能

デメリット

保険適応外のため高額

セラミックが欠けることがある

セラミック治療でも、決して一生使えるわけではない